川棚温泉とは
川棚温泉とは下関市の奥座敷とも呼ばれる「川棚(かわたな)温泉」。かつて大きな沼地だった川棚に棲んでいた青龍が亡くなった際、住民が手厚く祀るとお湯が湧き出した――という伝説に始まります。その歴史は800年以上といわれ、室町時代初期に近隣山中の古刹・三恵寺(さんねじ)の怡雲(いうん)和尚が、薬師如来の導きによって「再び」掘り当てたという文献が残っています。江戸時代には、長府藩主の「御殿湯」が設置されたことで、川棚温泉は湯治場として名を馳せることとなります。さらに、明治時代以降において下関のさらなる繁栄とともに大いに賑わいました。青龍伝説が残るそのお湯は、美肌効果が期待されるだけでなく、神秘のパワーが宿るともいわれています。
またこの地は、たくさんの偉人たちに愛された場所でもありました。歴代の毛利侯、フランスの世界的ピアニスト アルフレッド・コルトー、旅する俳人・種田山頭火など、彼らが愛した川棚には「やさしさ」が溢れていました。やさしい山、やさしい海、やさしい島、やさしい湯、やさしい人、やさしい町。守護神・青龍がやさしく見守る川棚温泉の土地には、やさしさで溢れています。
壮大な景色ではないけれど、ほどよい大きさとゆっくりと流れる時の中で、あなたと、あなたの友人や家族や恋人と一緒に過ごしてみませんか?川棚温泉は、心置きなく自分の時間を過ごせるための場所でありたいと思っています。どうか、すべてを忘れてココロもカラダもここで癒されてください。